最近、砂漠のバラの愛称で人気のアデニウムから目が離せません。
きっかけは、アデニウムオベスムの株を買ってから。さらに、調べるうちにどんどんハマっていって、実生(種から育てること)に手を出してしまいました。
アデニウムは種から育てている方も結構いるみたいなので余計にやりたくなってしまったんですよね。
目次
塊根植物(コーデックス)アデニウム・アラビカムの魅力
アデニウムを買うまでは塊根植物がなんのことか全くわかっていなかった僕。
ここ半年くらいでグラキリスなどのかなりお高い植物をInstagramで見る頻度も増えていました。
コーデックスという名称もかなり頻繁に見かけることがあったのですが、植物にしてはお値段が高いのであまり興味を持たないようにしていたんですよね。
でもやはり心のどこかで、変な形なのにかわいらしいこの植物に興味を持っていたのかもしれません。
アデニウムも個体差がありますが、結構変な形に育っているものもみかけます。
そして一番の魅力が、こんなに変な形なのに花を咲かすこと。絶対花を咲かすことがないようなフォルムから花が出てくるのです。
【実生】種を植えてから発芽まで
アデニウムは1~2週間くらいで発芽すると言われています。
種を見るとこんな小さなものから発芽するんだろうか?という不安にかられてしまうほどに頼りない感じ。結構パサパサなんですよね。
僕は小学生のころアサガオを育てて以来、種から植物を植えたことはありません。ですから、多少の不安はありました。
種の購入先
種はAZUMI GARDENで購入しました。
→AZUMI GARDENは現在休業中(2017年3月〜10月)のようなので、他に種を買うことができるお店について書きました。
↑お店がなくなりました。
土について
『日向土とヤシガラ土を1:1』で植えました。
自宅にある土でも発芽はするかもしれませんが、アデニウムをたくさん栽培されている植物園のおすすめですのでぜひ。
種を植えてから発芽まで
種まき6月中にしました。鉢の買い足しや種まきハウスは買わずに自宅にある鉢を使いました。同じ鉢の中に3粒ほど入れたものもあります。
種の植え方
種は調べてから植えましたが、人によって見解が違いました。
- 1cmくらい土を掘ったところに植える
- 土の上に置くだけ
種まき方法は上の2パターンがありましたが、どちらのやり方でも発芽はしています。
おそらく、種の中身がしっかりと入っていればどんな植え方でも大丈夫なのかな。
たまにスッカスカの種もあるので、その場合は発芽しないような感じがしました。
発芽するまでの管理方法
発芽するまでの管理方法は毎日霧吹きで水を切らさないように気をつけました。
ドバドバーっと水をやらずに湿らして水を絶やさないようにするだけです。
肥料は当分あげなくても大丈夫。
後から知ったのですが、腰水をして水を絶やさないようにすると良いみたい。
(水を張った容器に鉢ごと浸して浸水させること)
6月29日ひとつ発芽
種まきから4日でひとつ発芽しました。
初めてのことでひとつも発芽しなかったらどうしようと思っていたのでかなり嬉しかったです。
7月2日までにかけて続々と発芽
1週間でほぼ発芽しました。15個まいて実際に発芽したのは13個で、さらにそのうち2体がもしかするとダメになるかもしれません。
- ぷっくりした種は発芽しやすい
- メネデール希釈液につけて発芽促進も良いと思う
- 勢いよく水やりはしない
- 霧吹きで水を絶やさないようにする
- 種まきボックスで腰水をするのも良い
- 発芽までは1週間から2週間
- じっくり様子を見る!
- 種の殻は無理やりとらない
- 殻がつきっぱなしの期間が長いと腐るかも
- 種の殻は難しいので様子を見ながら取ったほうがいいかも
発芽は良好!最終結果は?
最終結果は13/15発芽!
ダメだったふたつの種の状態は、種自体がふにゃふにゃしていて腐っているような感じでした。こうなってしまってはもう出てこない可能性が高いです。
さらに発芽した13個のうちふたつダメになりそうな感じもあります。
発芽後に種の殻を取ったときに、殻に覆われていた箇所が腐っていました。ここだけカットしてみましたが、どうなるかは様子見です。
追記→ダメになりかけの種は成長しませんでした。
7月3日徒長対策
徒長(ムダな成長)対策として、一株だけ根っこをちょん切りました。これをすることによって根が分かれてくれるみたいなので、ムダに長く伸びないそうです。
根が出なかったら怖いのでとりあえず、ひとつだけ試験的にやってみました。気にしている方は多くないので、そこまで神経質になる必要はないのかもしれません。
これから育てていく上での注意点
水の管理(やりすぎ注意)
塊根植物は多肉植物の仲間なので、水のやりすぎで腐るという失敗が一番多いです。
意外と夏に調子に乗って腐らすパターンがあるあるです。
基本的に水は体に蓄えているので、水をやりすぎると吸い上げる力よりも水の量が勝ってしまい根が腐ります。一番注意したいことですね。
夏対策
直射日光の当てすぎは怖いので、数時間だけ日光が当たるという環境を作りたいです。
砂漠自生している植物ですが、1年目はまだまだ弱いので少しずつ成長させたい。
冬越し
砂漠で育つ植物なので、冬には弱いみたいです。
水をきり、しっかりと休眠させて寒さ対策もなにか考えなければ…
まとめ
アデニウムは花が咲くまで3年と言われています。
これからどんどん個体差も出てきて、成長を見守るのが楽しいはず。これからゆっくりじっくりと腐らせないように育てていきたいです。